市民救命士講習会(小児コース)受講しました✨


こんにちは!あすか先生です(*´ω`*)


9月12(土)企業主導型保育事業 保育園Kanoaにて、小規模保育園ハピネスファミリーと、はぴふぁみえるあ小規模保育園Linoの3園合同で市民救命士講習会(小児コース)を行いました!(今回はコロナ対策として参加者の手洗いと消毒、室内の換気を徹底し、感染症予防にも十分に配慮しております。)

実際に消防署職員の方に来園して頂き、受講させていただきました。


参加者は

●園長・管理者・保育士・事務の職員 9名

●はぴふぁみの保護者様 3名

●Linoの保護者様 7名

合計19名です!

お忙しい中、ご参加頂きありがとうございます✨


市民救命士講習・小児コースでは主に

①小児・乳児の呼吸や心肺停止がおこった際の救命処置法とAEDの使い方

②食べ物がのどに詰まる等、誤飲時の応急処置

の2点について実践を行いながら詳しく学びました✋


まずはDVD観賞をして基礎知識の学習です!


続いての実践訓練は、グループに分かれて行いました(*^^*)

先生たちも保護者の皆様も真剣なまなざしで、講習は進みます。


では、実際に心肺蘇生法を実践していきましょう🙆


1、安全の確認

すぐに処置を行う事も必要ですが、周囲に落下物の危険性がある場所や、交通量の多い所では、救助者もケガをし二次被害を引き起こしてしまう事もあるそうです。そのような事が起こらない為に、周囲の安全を確認してから救助開始です。


2、反応の確認


「大丈夫ですか!」

状況に合わせた声掛けを行い反応を確認します。

小児(1歳以上~概ね15歳程度まで)の場合も反応確認方法は一緒ですが、乳児の場合は足の裏を叩いて反応確認をします。

このように片手で両足を持って行います✋


3、助けを呼ぶ


「誰か助けてください!人が倒れています!!」

と、周囲の人に協力を求め、来てくれた人には、

 「あなたは、119番通報をお願いします!」

「あなたは、AEDをお願いします!」

と具体的に誰にお願いをしたのか分かるように手で示す事が大切です。

4、呼吸の確認

頭の横辺りから、胸元を見て6~10秒以内で呼吸を確認します。

胸元が動いていても呼吸の仕方をよく確認する事が大事だそうです。


5、胸骨圧迫

1分間に100~120回行える位の速さで、30回行います。(もしもしかめよ♪の歌に合わせると丁度30回押せるそうです!)

成人の場合は両手で胸骨圧迫をします。

小児の場合は片手で胸骨圧迫をします。

乳児の場合は、乳頭を結ぶ中央から指1本分下の辺りを指2本で、少し胸がへこむ程度で行います。


6、人工呼吸

首を上に向け、気道を確保し息を吹き込みます。

乳児の場合は 口と鼻の距離が近いので、口と鼻の両方を覆いこんで息を吹き込みます。

強い力で首を引き上げてしまうと、身体の形成が不十分な乳児さんは、逆にケガをしてしまう事もあるため気道確保はやりすぎないことがポイント👆

ここまでが、AED到着までの救助練習です!

もし人工呼吸が出来ない場合も、胸骨圧迫を続けて行う事が重要です。


次は実際にAEDを用いた訓練です⚡

様々な場合を想定し、救助者と協力者に分かれて訓練をしました。

協力を求め、119番通報とAEDを持って来てもらうお願いをします。

体が濡れている場合はタオル等で拭いてから、電極パットを貼っていきます💦

パットを貼ると解析が始まるので体には触れてはいけません✋

解析後、電気ショックが必要な時も「離れてください!」と音声が流れるので、周囲の人が体に触れて感電しないようにしましょう!😲

色々な想定で行い、皆で考えながら取り組む事が出来ました🙆


その後は、気道異物除去の方法も学びました!

『腹部突き上げ法』

『胸部突き上げ法』

『背部叩打法』

気道異物除去方法にも様々なやり方がありました!

乳幼児の誤飲による死亡率は高く、保育の現場でも起こりえる事なので、しっかりと覚え実践できるようにしたいと思います!


沢山の事を教えて頂くことができ、濃密な2時間半の講習会でした!

実際にこのような事態が起こらない事を願いますが、いざという時に救助活動を行い、命を守ることができる知識と技術を身につけておくことは非常に大切な機会だと改めて感じました。

保育の現場でも、子どもたちの安全と命を守ることができるよう、今後も気を引き締めて毎日の保育に努めて参ります。また、当園ではAEDを導入し、玄関に設置しています。いち早く対処できる地域の場でありたいと思っています。


今回お忙しい中、講習会を行って頂いた消防署職員の皆様、

参加してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!


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